目よ、欲に眩め

きょうも自意識とタイマン

「愛の渦」感想と、まとまりのない思想。

ポツドール三浦さん監督『愛の渦』
みてまいりました。


映画が映画なので、超シモネタばっかりな記事になってます。
閲覧注意ふうう。

 

むか~し部室に置いてあった戯曲の台本を読んだことがあって
そんなおぼろげ~な記憶のなかでは、あの地味な女子大生が、

「お前は性欲にまみれた豚なんだよ!認めろ!オラー!」
的な詰められ方を誰か男にされて

「ハイイ!!私は汚らわしい肉欲におぼれる痴女ですううう!!!」
的な受け答えをするイテテなシーンがあった気がするのですが、
気持ち悪過ぎてカットになったんでしょうか?

それとももとよりなかったんでしょうか?
白昼夢????

 

映画そのものはエロいしえげつないけど、笑えるし、
まあハッピーエンド?なのでそんなにひっぱられないし、
よかったよかった。


しかし色々と思うところもあり、
しかしひとりで観に行ったため語る相手もおらず、
ここに書いてみる。まとまってないし超主観です。

 

・「一回でも抱いた女は皆俺のナーオン」現象


かねてから不思議なのですが、いや経験談ではなく一般論として、
一回でもセックスすると「あの女とやったったわ~」的な雰囲気をかもしだす
男の子、たまにいるじゃないですか・・・

女の「あの男とやったったわ~」よりも、男の子のそれのほうが、多い気がするんです。

「あの女?ああ、抱いたわ」(ドヤ)
「あの女?意外とおっぱいちいさかったよ」(ドヤッ)
「あの女?やったったわ~」(ドヤァァァァ)

あれなんでなんでしょうね?
それが悪いといっているのではなく、たった1回のセックスで、
なぜかもう「俺のオンナ」的にふるまうフシがあるのは一体・・・

これを「一回でも抱いた女は皆俺のナーオン」現象を名付けたい。(長)


やっぱり主体的に出し入れするのが男だからでしょうか。
女は基本される側だから、「セックスこうむってる」状態になる。
体の構造的にも反射でスタンバイOKになる。


これってしてもらったこと、よりも、してあげたこと、の方が覚えているという
人間の心理に近いんでしょうか?


女の方がセックスで情が移りやすいっていうけれど、本当にそうなのかな?
と思ったり。


そのようなことを、主人公→女子大生の独占欲だったり、
柄本トキオの「このレベルの女はヤったことある~」発言だったりに
感じたのでした。

 


・喘ぎ声について

いや~よく喘ぐ映画でした。ア~ンアン言ってました。
なんかもう断続的すぎてもはや8ビート?8つ打ちの嬌声?的な。
あんあんあん。


ちょくせつは関係ないけども、猥談の一端で、
「セックスって男より女の方が気持ちいいんでしょ?」
と聞かれることがあります・・・

いや・・・正直・・・知らんわ!!!
わたしちんこついてないから!!!!!!!


でもそう言われてみれば、男の人ってセックスでそんな喘がないし(BLのぞく)
あんなに乱れないっすよね。
女にのみそうさせる何かがあるんでしょうね。
気持ちいいということなのでしょう。きっと。

まあそのへんは、進化の過程で、こうむる側がオイシイように、
遺伝子が細工したのでしょう。きっと。(雑)

 


・セックスの滑稽さについて

女はウシガエルみたいに転がされて男はホッピング狂いみたいに上下して
すっぱだかでパンパンやってアンアンいってギシギシやって
絵面だけみるとセックスってなんかウケますよね。

 


・それでもやっぱりセックスはすばらしいもんだ

ということを、最後のクボヅカのシーンで言ってみたかったのかなと。
かたやビジネスにしたり、コンドームやらシャワーやらオペレーション細かかったり、
内在するリビドーから目をそむけたくなるけども。

読後感がわるくないのはそういう、行為の意義への、フォローがあるからなのかもしれない。

 


・女の情欲について

かつてフロイト先生が『暗黒大陸』と称し、ユング先生もおそれた、女の性欲。

そのダークマターに、底なし沼に、ブラックホールに一歩足を踏み込み、
アァ・・・これ以上はやめとくか・・・
的な踏み込みをした作品だとおもいました。


まったくまとまってないし色々矛盾してるんですけども。

女は家庭環境や社会生活においてペルソナを課せられて、
アニマ(男性のなかでの女性像)との均衡を保つため、
貞淑に無関心をよそおうとすればするほどこじれる。

「めちゃくちゃにされたい!」というマゾヒスティックな姿勢は
「めちゃくちゃになったのを見たい!」という破壊衝動・嗜虐願望と紙一重で、
これ腐女子の心理とも重なると思うんですが。

するとされると関係なく『蹂躙!!!』て感じに動揺して驚いて心動かされるんですね。
とくにマスキュリズムの色濃くのこる文化背景においては。


あとなんというか女は男よりエロくないといわれていて、
レイプのほうがその逆より圧倒的に多い感じからもそーなんでしょうけども、
ただし女の情欲には明確な終わりがないんですよ。マラソンなんですよ。

映画の中で
「射精したあとの30分(賢者タイム)が一生つづけば、俺絶対東大とか入ってた」
としょうもないフリーター男がいうシーンがあるんですが、
女においてはそうじゃないのです。無限ループなんです。

セックスのあとのむなしさの種が違うというか・・・いやべつにそんな経験ないけどさ・・・

 

 

う~ん全然まとまんね~な・・・なんかスミマセンね・・・。

とにかく面白かったです。ひとりで観に行って悶々とするのも楽しいです。

 

むしょうにこの歌が聞きたくなる映画。

 

 

 

 


あと最近あいかわらず腐女子についてめっちゃかんがえてて。

2010年時点で200億市場という話があったり、
http://www.yano.co.jp/press/pdf/692.pdf

黒子のバスケの脅迫事件も二次人気での妬みが原因の一端だったりとかするし、

あとこういうスレを読んだり、
http://blog.livedoor.jp/chihhylove/archives/8297229.html

モヤモヤするネ~

 

悲劇を好む世の風潮なのか?とか、陶酔への憧れなのか?とか、ファルス羨望なのか?とか、
女性の肉体の排除なのか?とか、放出による身体的快感にシナジー感じてるのか?とか、

 


三連休やることないしまたぐちゃぐちゃかこうかな!
フ~!非生産的なのだよ~!!!