こちらの記事が毎年素敵なのです。
この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2014 【ベスト100+α】 良いコミック
あとよみ
2015/03/23 16:16
なのですが、BLはやっぱりあんまりないのですよね。
BL漫画の表紙って、以前だとこう…
受が手前に居て(ナチュラルに半裸)
攻がうしろで何がしかの拘束を行っていて…
ホモホモ~ンとした雰囲気のものが多かったのですが。
▽だいぶいい加減なイメージ
しかし最近のBLの装丁はこういったものに限らず
(もちろんこういうのもあるし大好きですが)
どきっとする素敵なものも多いので。
個人的な独断と偏見による
この装丁がすごい!BL篇。2014。
(2013以前はありません)
第1位 そんな目で見てくれ/毛根一直線
構図といい、エッジ―なペインティングといい、タイトルの乗り方といい、
本屋で平積みされているのに出会うと、
目があってどきっとするデザイン。
中身はまさかのギャグで、いい意味で裏切られますw
第2位 BUNBA BURGER/村上キャンプ
ゆるっとした雰囲気のBANBA BURGER。
これは実物みないとわからないのですが、紙質がざりっとしていて、
ほんとうにおしゃれなバーガー屋さんにあるフライヤーのようで、
かわいらしいのです。
お話もひたむきなのに今っぽくて素敵。ばかみたいな帯もよい!
第3位 海辺のエトランゼ/紀伊カンナ
傷を抱えた青年と、島に住む少年のピュアな恋。
2014年いちばん泣いたBLです。
帯には「心が洗われるボーイズラブ」と書いてあったのですが、
これがまさにそう。
表紙のあしらいも、懐かしさと煌めきが同居しているようで、
なんだか切なくなる素敵なデザインです。
タイトルの作りフォント?ロゴ?もかわいくて好き。
第4位 馬鹿で愚図は大嫌い/湖水きよ
そんな目で見てくれにつづき、顔ドアップが好きな傾向が…
やっぱり本屋さんで目があう感じでしょうか?
強い言葉のタイトルも秀逸で、さらにこの一言が作中効果的に出てきて、
はっと息をのむ素晴らしさ。
第5位 さよなら、ヘロン/ymz
幼馴染のふたりのもだもだする友愛と恋。
遠近感のあるタイトルがぐっと迫る感じを演出しつつ、
全体の寂寥としたトーンが作品のイメージに合っています。
第6位 やじるし/はらだ
鬼才はらだ先生の珠玉の短編集。
作中の狂気と愛しさのせめぎ合いが装丁からもにじみ出ていて、
やっぱり先生、さすがです…
キャラの表情とやばめの構図が、モノトーン+赤で彩色されてて、
胸さわぎのするデザイン。
第7位 マリアボーイ/木村ヒデサト
暴力と愛とビッチな男の子のおはなし。
半裸は半裸でも痛々しい半裸ががんっと目に入ってくるのと、
タイトルの色使いががちゃがちゃしていてかわゆいです。
背景の灰色べたがタイトル引き立てててよいなぁ~
タイトル+作者名にプラスして
文字がデザインとしてちりばめられているという。
内容も妄想過剰少年というタイトルのまんまなのですが、
表紙だけでもう読んだ気になれるデザイン。
左上のイラストも特有のいやらしい感じが好きです!!
第9位 やたもも/はらだ
はらだ先生の、頭わるめのエロ漫画。
印刷されたものはもっとバキッとした色でつるっとした質感で、
ポップでおしゃれです。
同じ方が書いている中でもやじるしとは全く違う方向性で、
はらだ先生やっぱすげえな~と心酔します。
第10位 ヤングバッドエデュケーション/ダヨオ
というか、そんな目で見てくれとほぼ構図同じやないかという…
個人的な趣味ばればれですが、
きらきらしいのに水彩で、ちょっと80年代ちっくな謎の世代間もあって、
やっぱり気になる装丁です。
以上、独断と偏見にまみれたランキングでした!
自分の持っているものしか挙げていないので、
まだ他に素敵なのもあるのかもですが。
その他、発行は2014年度じゃないけれど、
個人的殿堂入りな装丁5選。部屋に飾りたい。
同級生/中村明日美子
装丁も内容も、最高。そのひとこと。
アニメ化楽しみだな~
囀る鳥は羽ばたかない/ヨネダコウ
タイトルも人物もひきすぎて全然見えない、でも気になる。
ヨネダ先生だからこそ成立する装丁。
セブンデイズ/宝井理人
さわやかボーイズラブのはしり(と勝手に思っている)。
今年映画化ということで、ますます注目!
スキーニーレッド/たなと
顔ドアップの金字塔。これも暴力と愛もの。
らしくない、ざらっとした質感が目を惹きます。