三連休で、北海道旅行してまいりました。
大自然というよりも、都会をウロチョロして酒を飲む、俗〜な旅with家族
飛行機乗るのと、函館→札幌→小樽と列車移動が多かったので、
これがまたよくってですね。。。。ズビズビ。
「おやすみなさい、また明日」の凪良ゆう先生作。
あとがきにもあったように、心の中で起こる小さな変化、見方をかえれば大事件なことを、ていねいに、ていねいに掬い上げている傑作です。
似たところで言うと、吉田ゆうこ先生の「HEARTY」にも大感動したのですが、
心に小さな傷を抱えた、すこしいびつな人たちが不器用に触れあう恋愛ものが
、
大ッッッッッッすきなんすよ……………。
極論、ひとなんてひとりでも生きていける。
なのに、ひとは誰かといたがる。
子孫繁栄とかそういう枠から外れるからこそ、そういう人恋しさの正体が更にビビッドに感じられて、
そんなこんな、ニアリーイコールはお話の構成ももちろんですが、セリフやシーンの書き方が超絶最高です。
その人がどういう人で、その時相対している人をどんなふうに想っているかというのは、
言葉や態度に出るよなあと思っていて。
そういう意味で、想い合うふたりの会話がとっても尊くて……尊くて……………泣く………………
いや、ほんと、BL読んでなにを言ってるんだ感かもしれませんが、
どういうコミュニティであっても、誰かを好きになって、付き合う、愛とは非常に素晴らしいことだなと思った。のと、
私も誰かに自然に幸せをあげられて、自分もそれで幸せになれる、愛情深い人になりたいと思った。のと、
ああいう血が通った温かな言葉を書ける人に、職業柄文章を書くこともあるので、なりたいなと思ったのでした。
物語のなかで、心の感じるところに柔らかく触ってくる、というような描写があるのですが、
その描写自体がもう心の感じるところに柔らかく触ってくるねん!!!!!!!!!!!!
涙がぽとぽとと。
なんでしょーね。男女の恋愛ものとか本当に苦手でぜんぜん読みたくないのですが。
こんな風に名作に出会って心うたれると、足を洗う機会をどんどんなくしてしまう!
でもそれもまたよし。幸せな沼におります。